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* 花音’s short story *
第10章 *美羽 × 恒 ~ 2人の熱を分けあって♡ ~
*
*
*
ちょっと遅くなっちゃったな。
終業後に行われた納会で、上司に捕まってしまった。
はやる気持ちを抑えて、駅を出たところで結城くんに電話をかける。
『もしもし?』
「ごめんね、遅くなって。もうすぐ帰るんだけど、なにか食べたいものある?」
『ん~そうだなぁ』
「今、駅前だからなんでも言って」
『なんでも?』
「うん」
『美羽さん』
「え?」
『美羽さんが食べたい』
「………………」
『美羽さん?』
「あ、うん」
『だから早く帰ってきて?』
「……わかった」
電話を切って、大きく息を吐いた。
*
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ちょっと遅くなっちゃったな。
終業後に行われた納会で、上司に捕まってしまった。
はやる気持ちを抑えて、駅を出たところで結城くんに電話をかける。
『もしもし?』
「ごめんね、遅くなって。もうすぐ帰るんだけど、なにか食べたいものある?」
『ん~そうだなぁ』
「今、駅前だからなんでも言って」
『なんでも?』
「うん」
『美羽さん』
「え?」
『美羽さんが食べたい』
「………………」
『美羽さん?』
「あ、うん」
『だから早く帰ってきて?』
「……わかった」
電話を切って、大きく息を吐いた。