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* 花音’s short story *
第10章 *美羽 × 恒 ~ 2人の熱を分けあって♡ ~
「今日は一緒に寝てもいい?」
美羽さんは少し遠慮がちに言った。
俺は「もちろん」と彼女の唇に触れるだけのキスをした。
風呂から上がり、お互いの髪を乾かし合った後、久しぶりに2人でベッドに潜り込んだ。
「……少し前から風邪気味だからって、一緒に寝ないようにしてたでしょ?」
「うん。美羽さんに移しちゃ悪いと思ってさ」
「1人で寝てるとなんだか心細くて、寂しかった」
素直に気持ちを打ち明ける彼女に、愛しさがこみ上げてくる ──。
そして言いたくなる。俺の本当の気持ち ──。
「俺も……。美羽さんと暮らし始めて、どうして今まで一人暮らし出来てたのかなって。もう一人じゃいられない。美羽さんがいないとだめだから」
以前ならこんなこと言えなかった。
子供染みてて、女々しくて……。
以前の俺ならカッコ悪いって思ってた。
だけど ──。
美羽さんならそんな自分も見せられる。
受け止めて欲しい ──。
彼女を組み伏せ、そっと頬を撫でる。
「私も……結城くんがいないとだめなの」
そう言って、頬を撫でる俺の手をあたたかい手で包んでくれた。
そして潤んだ瞳で「キスして?」と囁いた。
美羽さんは少し遠慮がちに言った。
俺は「もちろん」と彼女の唇に触れるだけのキスをした。
風呂から上がり、お互いの髪を乾かし合った後、久しぶりに2人でベッドに潜り込んだ。
「……少し前から風邪気味だからって、一緒に寝ないようにしてたでしょ?」
「うん。美羽さんに移しちゃ悪いと思ってさ」
「1人で寝てるとなんだか心細くて、寂しかった」
素直に気持ちを打ち明ける彼女に、愛しさがこみ上げてくる ──。
そして言いたくなる。俺の本当の気持ち ──。
「俺も……。美羽さんと暮らし始めて、どうして今まで一人暮らし出来てたのかなって。もう一人じゃいられない。美羽さんがいないとだめだから」
以前ならこんなこと言えなかった。
子供染みてて、女々しくて……。
以前の俺ならカッコ悪いって思ってた。
だけど ──。
美羽さんならそんな自分も見せられる。
受け止めて欲しい ──。
彼女を組み伏せ、そっと頬を撫でる。
「私も……結城くんがいないとだめなの」
そう言って、頬を撫でる俺の手をあたたかい手で包んでくれた。
そして潤んだ瞳で「キスして?」と囁いた。