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* 花音’s short story *
第11章 *美羽 × 恒 ~ snow kiss ♡ ~
「うわっ!めちゃくちゃ積もってる!!」
大きな声の主は、恒だ。
彼もまた他の会議から戻ってきたようだ。
その声で、みんな一斉に窓の外に目を向ける。
……声おっきいから。
バツの悪そうな恒と目が合って、私は思わずくすりと笑ってしまった。
夕方16時 ──。
早めの帰宅命令が出て、私は早々に仕事を切り上げた。
彼にメッセージを送って、会社の近くのコーヒーショップの前で落ち合った。
「……寒くて死にそう。早く帰ろ」
肩を竦める私に、恒は手を差し出してくれた。
「ほら、滑ったら危ないよ」
手を繋いで歩き出す。
大きな声の主は、恒だ。
彼もまた他の会議から戻ってきたようだ。
その声で、みんな一斉に窓の外に目を向ける。
……声おっきいから。
バツの悪そうな恒と目が合って、私は思わずくすりと笑ってしまった。
夕方16時 ──。
早めの帰宅命令が出て、私は早々に仕事を切り上げた。
彼にメッセージを送って、会社の近くのコーヒーショップの前で落ち合った。
「……寒くて死にそう。早く帰ろ」
肩を竦める私に、恒は手を差し出してくれた。
「ほら、滑ったら危ないよ」
手を繋いで歩き出す。