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桜の季節が巡っても
第15章 蜜夜の春
「そんな余裕を持てたら、どんなにいいだろうと思うけど。実際は訊きたい事なんて沢山。知りたい事は全部。嫉妬なんてとっくにしてる。でも、そんなみっともない姿は見せられない…どうにかなんでもない風を装っている」
繋いだ手に力が籠る。
「泉夏はさ、俺がもしも訊いたら答えてくれる?それとも、男らしくないって呆れるかな?」
「なにを…?」
「泉夏が俺に訊いてきた事を、俺が泉夏に訊いたら」
-みんな教えてくれる?
間近で問いかけられて、泉夏は視線を泳がせてしまう。
彼女の反応は、予想の範囲内だった。
「泉夏の前では出来るならかっこいい男でいたい。だから、問い質すような真似なんかしない。『いなかった』って言って。『何もなかった』って、そう言って」
-それだけでいいから。
囁いた秀王の唇は泉夏の唇に重なり。
耳朶に触れ。
首筋に触れ。
鎖骨へ触れ。
胸元を自在に這い。
晒されたままの乳房の先端に口付けた。
繋いだ手に力が籠る。
「泉夏はさ、俺がもしも訊いたら答えてくれる?それとも、男らしくないって呆れるかな?」
「なにを…?」
「泉夏が俺に訊いてきた事を、俺が泉夏に訊いたら」
-みんな教えてくれる?
間近で問いかけられて、泉夏は視線を泳がせてしまう。
彼女の反応は、予想の範囲内だった。
「泉夏の前では出来るならかっこいい男でいたい。だから、問い質すような真似なんかしない。『いなかった』って言って。『何もなかった』って、そう言って」
-それだけでいいから。
囁いた秀王の唇は泉夏の唇に重なり。
耳朶に触れ。
首筋に触れ。
鎖骨へ触れ。
胸元を自在に這い。
晒されたままの乳房の先端に口付けた。

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