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桜の季節が巡っても
第3章 恋慕の秋
「…本物かと、思った」
「本物…?」
「桜は自分にとって良くも悪くも思いのある花だから、一瞬錯覚してしまったのかもしれないけれど-」
泉夏の指先を一瞥し。
秀王は躊躇いがちに、言葉を紡いだ。
「桜の花が指先に咲いてるかと思った。似合ってる…そう、思った」
「…!」
媚薬に勝るとも劣らない、甘い囁き。
泉夏の身体を突き抜ける、悦びと言う名の震え。
微かな笑みを残し、准教授は建物の中へ消えた。
もう、泣きそうだった。
その後ろ姿に酔い痴れ、泉夏はそっと、双眸を閉じた。


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