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桜の季節が巡っても
第3章 恋慕の秋
泉夏は自らの左手を開く。
あの日からずっと毎日、薄いピンクのネイル。
馬鹿みたい-そんなの、分かってる。
紅く色づき始めようとしてる、桜の木々を見上げる。
紅葉の季節まであと少し。
いつまで私はこの桜色を引きずればいいのだろう-。
「泉夏!」
麻衣が前方から駆け寄って来る。
泉夏は慌てて、暗い表情(かお)を隠す。
「先生いた?」
親友の問いに、泉夏は笑って首を振って見せた。
「そっか、残念」
麻衣は同情してくれたけれども、確かめに行く前から分かっていた事なので、それ程傷付いてはいない。
全然平気と言えば、それはそれで嘘になるけれども-。
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