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桜の季節が巡っても
第15章 蜜夜の春
「こんな俺でいいと言ってくれた。こんな俺に泉夏をくれた」
もう片方の目尻も拭ってやりながら、噛み締めるように秀王は言った。
「三年間の片想いを叶えてもらったのは、俺も同じだ。泉夏が叶えてくれた」
-ありがとう、泉夏。
秀王が告げれば、拭いてもらったばかりの泉夏の右目から、熱いものが再び溢れる。
「泉夏を大事する。泉夏を大切にする。泉夏が俺でもいいと言ってくれる限り-」
-ずっと。
彼女の唇に自分のそれを重ね、秀王は誓った。
胸に迫るものを堪え切れずに、泉夏は彼の首に腕を絡め、抱きついた。
「…好き。先生。大好き」
「俺も泉夏が大好きだよ」
-他の誰も、泉夏の代わりにはなれない。
愛おしむように、包み込むように、抱かれ。
感激の度合いは増々深まってゆく。
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