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桜の季節が巡っても
第15章 蜜夜の春
「今夜はずっとこうしていて?」
『両想い』となった感動の余韻に浸りながら、泉夏はねだった。
その声を受けて、秀王は少し考え込んでしまう。
「ずっと?」
「うん。ずっと」
「それは…無理だ」
思いも寄らない返答に、泉夏の頬が硬くなる。
『いいよ』と言う返事以外はないと、疑わなかったのに。
信じられない面持ちで彼を見れば、困ったような笑みを向けられた。
「まさかこのままで『ずっと』?」
-絶対に無理だ。
秀王は吐露し、泉夏を見据えた。
「生殺し状態で、結構辛い。密かにさっきから我慢してる」
-散々その気にさせておいて、それはない。
何か含みを持たせた言い方なのには気付いた。
ただそれがなんなのかまでは、泉夏は汲み取れない。
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