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桜の季節が巡っても
第3章 恋慕の秋
夕方過ぎのこの時間から行けば-門限には間に合いそうにない。
「…門限八時はないっつーの」
愚痴りながら送信完了。
また駅まで迎えに来るんだろうなぁ-心配してくれてるのは素直にありがたいが、正直ちょっとうざかったりもする。
皆を待たせちゃいけない。
泉夏はバッグを手に立ち上がる。
カフェテリアの入り口を急いで出たところで危うく、誰かにぶつかりそうになる。
「ごめんなさい…!」
一気に跳ね上がった心拍数。
「流川」
名前を呼ばれて、泉夏は顔を上げた。
目の前に立っていたのは、同じクラスの男子学生。
カラオケに行く相談をしていた仲間の一人だった。
思えば、最近よく話すようになった気がしてた。
「…門限八時はないっつーの」
愚痴りながら送信完了。
また駅まで迎えに来るんだろうなぁ-心配してくれてるのは素直にありがたいが、正直ちょっとうざかったりもする。
皆を待たせちゃいけない。
泉夏はバッグを手に立ち上がる。
カフェテリアの入り口を急いで出たところで危うく、誰かにぶつかりそうになる。
「ごめんなさい…!」
一気に跳ね上がった心拍数。
「流川」
名前を呼ばれて、泉夏は顔を上げた。
目の前に立っていたのは、同じクラスの男子学生。
カラオケに行く相談をしていた仲間の一人だった。
思えば、最近よく話すようになった気がしてた。

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