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桜の季節が巡っても
第15章 蜜夜の春
あなたの指で。
あなたの唇で。
あなたの舌で。
あなたに導かれるまま、快楽の頂点にゆきたい。
何度だって行きたい。
ただ正直に。
ひたすら素直に。
あなたに身を委ね、感じていたい。
そして可能なら、あなたと共に-。
繰り返される抽送に、とうとう我慢がならなくなってくる。
苦しげな息を吐き、泉夏は双眸をきつく閉じた。
瞼の裏に、弾ける何かが見える気がした
こんなにも心地いいのは、大好きなひとの腕だから。
大好きな彼に抱かれているからに違いなかった。
本当になんて幸せな夜なのだろう-改めて目の奥が熱くなりかけ、小さな疑問が胸に巣食う。
それは極僅かのものだったのだが、次第に大きな染みのように広がってゆく。
意を決して、泉夏は口を開く。
あなたの唇で。
あなたの舌で。
あなたに導かれるまま、快楽の頂点にゆきたい。
何度だって行きたい。
ただ正直に。
ひたすら素直に。
あなたに身を委ね、感じていたい。
そして可能なら、あなたと共に-。
繰り返される抽送に、とうとう我慢がならなくなってくる。
苦しげな息を吐き、泉夏は双眸をきつく閉じた。
瞼の裏に、弾ける何かが見える気がした
こんなにも心地いいのは、大好きなひとの腕だから。
大好きな彼に抱かれているからに違いなかった。
本当になんて幸せな夜なのだろう-改めて目の奥が熱くなりかけ、小さな疑問が胸に巣食う。
それは極僅かのものだったのだが、次第に大きな染みのように広がってゆく。
意を決して、泉夏は口を開く。

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