この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
桜の季節が巡っても
第16章 永劫の春
「…先生のせいじゃない」
吃驚していれば、全てのお見通しのように否定される。
「そうじゃ…なくて」
-ただ、嬉しくて。
背中に回された両手が、洋服を握り締めた。
「かえって…きて、くれた…っ」
吐き出された言葉に、秀王は耳を疑う。
「約束を守って-」
-帰って来てくれた。
ぽろぽろと涙を零しながら自分に縋る泉夏に、一瞬身体が固まってしまう。
震えるほどに心を掻き乱す彼女が可愛くて、可愛くて。
どうしたらいいのか、考えが追いつかない-。
「…帰って来るに決まってる」
言うのが、やっとだった。
「俺が泉夏の側にいたいから。絶対帰って来るに決まってる」
嬉しさに思考が混乱する中。
きつく泉夏の身体を掻き抱いて、秀王は告げた。
/1346ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ