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桜の季節が巡っても
第16章 永劫の春
『一緒に入る事』を前提ではなく。
求められて服を脱がされたのだと、その丹念な口付けで泉夏は悟る。
綺麗な身体になってからがいいに違いなかった。
けれど最終的には、いつもこうなってしまう。
火のついた身体は、お互いでしか鎮める事は出来ない。
「あ、カーテン-」
スリップの隙間から手を入れられ、ブラジャーの金具を外された時。
泉夏は現実に引き戻された。
夜景を眺める為にいくらか開けていたカーテンが、そのままだった事を不意に思い出す。
半ば強引にキスを中断し、背後に向き直る。
最上階だし、可能性としては低いだろうけど、数分の間とはいえ下着姿を外界に晒していたかもしれない自分。
恥ずかしさに身悶えながらも、どうにかカーテンを閉め直す。
安堵の息を吐(つ)いたのも束の間。
後ろから抱きつかれ、スリップとブラジャーの肩紐が右肩から外された。
求められて服を脱がされたのだと、その丹念な口付けで泉夏は悟る。
綺麗な身体になってからがいいに違いなかった。
けれど最終的には、いつもこうなってしまう。
火のついた身体は、お互いでしか鎮める事は出来ない。
「あ、カーテン-」
スリップの隙間から手を入れられ、ブラジャーの金具を外された時。
泉夏は現実に引き戻された。
夜景を眺める為にいくらか開けていたカーテンが、そのままだった事を不意に思い出す。
半ば強引にキスを中断し、背後に向き直る。
最上階だし、可能性としては低いだろうけど、数分の間とはいえ下着姿を外界に晒していたかもしれない自分。
恥ずかしさに身悶えながらも、どうにかカーテンを閉め直す。
安堵の息を吐(つ)いたのも束の間。
後ろから抱きつかれ、スリップとブラジャーの肩紐が右肩から外された。

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