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桜の季節が巡っても
第16章 永劫の春
「ぎゅって、して?」
彼の首筋に、泉夏は両腕を絡めた。
秀王は彼女の願い通り、細い身体を抱き締める。
彼女に言われなくとも、最初からそうするつもりだった。
久し振りの温もりに幸福を感じながら、互いの身体を求める。
下半身の熱は全身に伝達され、ふたりの身体は火照る。
その熱を鎮めるどころか、火傷するくらいに擦り合う。
「せんせい…やめちゃ、いや」
散々彼を受け入れてきたくせに、まだ欲しがってる自分がいる。
秀王の背に両脚も絡め、泉夏は彼に縋った。
「やめても言われても…今夜はやめられそうにない」
自分に強く抱きつく泉夏を愛おしく思い、秀王は本音を零す。
『やめようか』だなんて、よく言ったものだ。
やめれない。
やめたくないのは。
自分だって。
自分の方だった。
彼の首筋に、泉夏は両腕を絡めた。
秀王は彼女の願い通り、細い身体を抱き締める。
彼女に言われなくとも、最初からそうするつもりだった。
久し振りの温もりに幸福を感じながら、互いの身体を求める。
下半身の熱は全身に伝達され、ふたりの身体は火照る。
その熱を鎮めるどころか、火傷するくらいに擦り合う。
「せんせい…やめちゃ、いや」
散々彼を受け入れてきたくせに、まだ欲しがってる自分がいる。
秀王の背に両脚も絡め、泉夏は彼に縋った。
「やめても言われても…今夜はやめられそうにない」
自分に強く抱きつく泉夏を愛おしく思い、秀王は本音を零す。
『やめようか』だなんて、よく言ったものだ。
やめれない。
やめたくないのは。
自分だって。
自分の方だった。

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