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桜の季節が巡っても
第16章 永劫の春
自分だって思ってた。
沢山。
沢山、思ってた。
『淋しい』って。
『逢いたい』って。
『またね』をしたはずなのに『また返信がくるかもしれない』-スマホの画面を馬鹿みたいに何度も確認する日は、いくらだって。
でもやっぱり、言えなかった。
自分だって言えなかった。
時差があったし。
だから毎日なんて迷惑かなって。
もういっぱい話したから『あと五分』だなんて、我儘かなって。
きっと遅くまで毎日仕事をしてるに違いないから、疲れてるに決まってるって。
そんな事を思って、言えない事の方が多かったかもしれない。
第一。
自分に対して『申し訳ない』気持ちを、どうしても彼が持ち続けてるのも知ってたし。
そんな事を口にして、もっと彼を困らせたくなかった。
だから-。
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