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桜の季節が巡っても
第16章 永劫の春
「…我慢はもうしないって。したいと思ったらするって」
-なのに、今日はもういいの?
少し意地悪かなと思いつつも、訊いてみる。
「今日は我慢しないで、色んな事を沢山した。だからひとつぐらいは、今度に回せる」
なんでもない風に受け流され、もっと優しく抱き締められた。
『我慢しない』『好きにする』と宣言したところで、無理矢理はしない、乱暴や苦痛を伴わない、本気で嫌がっている時は絶対にしない前提だった。
眠ってしまった自分をわざわざ起こしてまで『一緒に入ろう』だなんて、そもそも彼がするわけがなかった。
あえてその事には触れない彼の優しさに、増々愛しい想いが溢れる。
「…好き」
-先生。
自然と、零れた。
何度言ったって、足りない。
何度だって、言いたい。
しかしすぐに返ってくると思っていた反応は、僅かな間を要した。
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