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桜の季節が巡っても
第16章 永劫の春
「そんなに済まなさそうにしなくても大丈夫だよ。呼んで欲しいなって思ってるのは紛れもない事実だけど…『今日からは絶対』ってわけじゃない。嫌だって思ってもいない。でも、泉夏を多少なりとも追い詰めるような言動を、さっきまではしてたかも…いや、してた。それはほんとにごめん。反省してる」
秀王は自嘲した。
本音を曝け出すなら、彼女の何もかもを自分だけのものにしたい。
今夜からは、全てを自分の思い通りにしたい。
そんな願望がある事は否めない。
けれど実際は、意思を持ったひとりの人間を、自分の自由に操れるとも考えていない。
そんなに急がなくても、何れ自然に呼んでくれる日が多分来る。
よく分かってる。
それなのに今夜は性急につい、願ってしまう。
『逢いたい』-それだけだったのに。
ようやくそれが叶ったのに。
叶った途端、次の欲が出現する。
この上なく幸せだから。
もっともっとと、欲張ってしまう-。
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