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桜の季節が巡っても
第16章 永劫の春
「…でも。今日はお願いだから、早く寝かせて」
泉夏の言葉に、秀王の喉が鳴った。
「努力はしてみる。約束は出来ないけれど」
「ね、寝れないなら行かないしっ?」
食ってかかった泉夏を、いとも簡単に秀王はかわした。
「今日中には寝れるように努力する」
「なにそれ?なにそれっ!?」
-どういう意味?
泉夏は遂に、耳まで羞恥に染まった。
それって、どういう事?
それってつまり。
それってつまり-今夜もまた?
そういう事?
赤くなり。
ただただ俯く泉夏を眺め、秀王の胸に迫るものがある。
こんなに幸せでいいのだろうか-きっと、これからだって。
明日も、明後日も、幸せで。
昨日より今日、今日より明日-どんどん幸福に満たされてゆくに違いなかった。
泉夏の言葉に、秀王の喉が鳴った。
「努力はしてみる。約束は出来ないけれど」
「ね、寝れないなら行かないしっ?」
食ってかかった泉夏を、いとも簡単に秀王はかわした。
「今日中には寝れるように努力する」
「なにそれ?なにそれっ!?」
-どういう意味?
泉夏は遂に、耳まで羞恥に染まった。
それって、どういう事?
それってつまり。
それってつまり-今夜もまた?
そういう事?
赤くなり。
ただただ俯く泉夏を眺め、秀王の胸に迫るものがある。
こんなに幸せでいいのだろうか-きっと、これからだって。
明日も、明後日も、幸せで。
昨日より今日、今日より明日-どんどん幸福に満たされてゆくに違いなかった。

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