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桜の季節が巡っても
第16章 永劫の春
深夜。
ベッドの中で、大学(ここ)を訪れたいと言ったのは、他ならぬ彼だった。
ふたりで一緒に行きたいと言われ-驚愕した。
桜の季節は幾度か繰り返してきたけれど。
ふたりで大学の桜を見たのは、それこそ出逢いの日だけだった。
正直な胸のうちを明かすなら、いつかまたふたりで-密かな願い。
でも今まではずっと、離れ離れで。
ようやく一緒にいられるようにはなったけど、彼の過去の事もあり言い出す事はなかなか難しかった。
普段はどんなに優しい彼でも、流石に断わってくるかもしれない-そう思った。
だから、言えなかった。
残念だけど、その願いが叶う事は多分ない-諦めていた。
だから余計に、彼から『一緒に』と誘われた時は、嬉しさと共にとても驚いた。
もっとも。
彼の心情や体調次第なところもあり、実際のところは訪れてみない事には、本当に大丈夫なのかは定かじゃなかったけれど。
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