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桜の季節が巡っても
第16章 永劫の春
「やっぱり、泉夏は凄い-」
迫る桜の香りに酔いながら、秀王は口を開いた。
泉夏は彼の美しい横顔を注視した。
「あんなに心がざわめいた季節も。あんなに切なかった花の匂いも。泉夏がいれば穏やかにしていられる。泉夏がいるから安心していられる。ただ側にいるだけで、いつどんな時も、泉夏は俺をどうとでも出来てしまう」
-良くも悪くも。
言って、秀王は泉夏を見た。
見詰められて、胸が高鳴る。
もう、出逢って四年経つのに。
片想いにさよならを告げて、両想いになれたのに。
数え切れない程のキスをして。
激しくも甘い夜も過ごしているのに。
なのに。
いつまで経っても慣れない。
初めてこの場所で出逢った時から、ちっとも変わってない。
あなたのその瞳に、いつまでどきどきしてなきゃいけないの。
もうなんとなく、気付いてしまっているけれど。
もしかして、ずっと?
ずうっと?
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