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桜の季節が巡っても
第16章 永劫の春
恥ずかしがればいいのか-或いは、怒ればいいのかも。
分かっているのは、ただひとつ。
何をしても、何を言っても、きっと彼は自分に滅茶苦茶、甘いだろうという事-。
あまりの恥ずかしさに、すっかり顔も身体も熱くなってしまっていた。
乾いた喉を潤そうと、コンビニで買ったお茶を飲もうと思いつく。
鞄を開けたかったので、彼に少し手を離してとお願いしようとし-。
「…あ」
「あ…」
ふたりの声がちょうど、重なった。
泉夏は彼を見る。
秀王もまた、彼女を見返す。
互いの足が同時に止まった。
忘れもしない。
四年前のあの日。
ふたりが初めて出逢った場所の辺りまで、いつしか来ていた。






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