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桜の季節が巡っても
第16章 永劫の春
「…ごめん」
「えっ?」
「昨日から、なんだか困らせるような質問ばかりしてる気がする」
「…」
「ついさっきも、それより先の事なんかまだ考えられないって聞いたばかりだった」
焦り過ぎてる自分が恥ずかしくなる。
「昨日ようやく帰って来れて。泉夏に逢えて。明らかに、馬鹿みたいに、気持ちが大きくなってる」
秀王は自分を嗤い、繋いだ手を握り直した。
「数年先の未来まで俺と一緒にいたいって思ってくれてるだけで、十分だ。それより先の事なんて、今どうこう言えるわけがない。どんどん、欲深くなっていく。果てがない。ここにこうして泉夏といる事が、既に奇跡なのに。それを忘れてはいけない。これ以上を望むなんて、罰が当たる」
-神様はいるからな。
秀王の言葉に、泉夏は小さく笑った。
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