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桜の季節が巡っても
第16章 永劫の春
「全然だ。俺が泉夏にどうしてもあげたくて…押し付けるように買ってしまったところもあるから」
「押し付けられてなんかないよ?私、凄く嬉しかったよ?」
「なら、良かった。泉夏が喜んでる姿を見るのが、俺は一番嬉しい」
何かをしてもらったら、それは勿論凄く嬉しい。
でも、自分がした何かで喜ぶ彼女を目にする事-堪らない幸せだった。
真っ直ぐな想いをぶつけられ、泉夏は恥ずかしくなってしまう。
「…秀の気持ちが嬉しくて。だから私、本当に大事にしようと」
胸は非常に温かかなもので満たされていた。
「何度も言ったら『引かれちゃうかな』『重たいかな』って、昨日は不安になってしまって。秀に訊かれても、ちゃんと答える事が出来なかった。…でもね、嬉しさを大袈裟に表現しようとして、軽く足した言葉なんかじゃない」
-『一生大事にする』って。
泉夏の真剣な眼差しに、彼は吸い込まれてゆく。
「秀との未来がどうなるか…どうしたいか、自分の心はもう決まってる」
-この指輪をもらった日に、とっくに。
泉夏の唇が語るそれを、秀王は固唾を呑んで見守る。
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