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桜の季節が巡っても
第16章 永劫の春
「この指輪を大切にしたい。叶うならいつもまでも一緒にいて…ずっと大事にしていきたい」
泉夏の花笑(はなえ)みに、秀王は瞬時に釘付けとなる。
大切に出来るのは、贈ってくれた相手がいるから。
大事に出来るのは、相手が側にいるから。
さよならをしてしまったひとからの贈り物を、普通はいつまでも持ってはいないだろう。
だから、いないと。
だから、あなたもいてくれないと。
「社会人になって、早くおとなの仲間入りをしたい。少しでも秀に追いつきたい。でも、やっと大学四年生で。決定したわけじゃないけど、院にも進学しようと思ってて。まだまだ勉強しなきゃいけない事が山積みで。二十一歳にはなったけど、結局まだ子供みたいなもので。…こんな私だけど、これからも一緒にいたいって思ってくれる?」
-待っててくれる?
泉夏の多少の不安が入り混じった問い。
「俺には泉夏しかいない。そんなのは当たり前だ」
秀王は即座に応じた。
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