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桜の季節が巡っても
第16章 永劫の春
少しでも近付きたい。
あなたに恋した一年生の時から、願ってきた。
頭脳明晰で。
容姿も文句なく。
非の打ちどころのない、ひと。
皆の羨望を集める高嶺の花のような、ひと。
そんなあなたに、身の程知らずの恋を。
講義に休まず出席して、テストを頑張って、S評価をもらう。
講義の度に早起きして、髪を丁寧に巻いて、メイクして、マニキュアを塗って、少しでも綺麗な自分を見てもらう。
あなたに認めてもらうには、それくらいしか。
あなたの気を惹くには、それだけしか思い付かなかった。
それなのに今、あなたに寄り添う事を許されている。
本当に夢みたいで。
本当に信じられない。
一緒に、いたい。
ずうっと、いたい。
あなたに恋した一年生の時から、願ってきた。
頭脳明晰で。
容姿も文句なく。
非の打ちどころのない、ひと。
皆の羨望を集める高嶺の花のような、ひと。
そんなあなたに、身の程知らずの恋を。
講義に休まず出席して、テストを頑張って、S評価をもらう。
講義の度に早起きして、髪を丁寧に巻いて、メイクして、マニキュアを塗って、少しでも綺麗な自分を見てもらう。
あなたに認めてもらうには、それくらいしか。
あなたの気を惹くには、それだけしか思い付かなかった。
それなのに今、あなたに寄り添う事を許されている。
本当に夢みたいで。
本当に信じられない。
一緒に、いたい。
ずうっと、いたい。

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