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桜の季節が巡っても
第16章 永劫の春
「先生だろうが…先生に限らず、その前にみんなひとりの人間だ。恋人もいれば、家族もいる。それを隠す必要がどこに?泉夏と一緒のところを見られたとしても、俺は全く困らない」
-自慢して、誰彼構わず見せびらかしたいくらいなのに。
強ち冗談でもない事を耳元で言われ、泉夏は赤くなる。
「…でも、同じ大学だったら流石に困ったよね?」
少し安心しながら-でも、訊いてしまう。
「まあ…同じ大学の学生で、更に未成年だったりしたら…それはちょっと違ったかもだけど」
言い淀みながら、それでも秀王はその事実を認めた。
自身の保身を最優先するかのような発言で、居心地は良くない。
それが含まれる事は否定しないが-でも、自分の為だけでないのは確かだった。
もしも、ありもしない噂や中傷があった場合。
それらから彼女を守りたい-それが自分にとっての一番の理由だった。
「有栖川先生なら最初から、未成年をどうこうしようなんて思わないよね」
そんな彼の心のうちが非常によく分かる泉夏は、助け舟を出す。
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