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桜の季節が巡っても
第3章 恋慕の秋
「泉夏」
今まで黙っていた麻衣が、突如泉夏の腕を引いた。
友達にまで、この『お兄ちゃん』を見られてしまったな-気が重くなったのだが。
「泉夏のお兄さん、超かっこいい!」
麻衣が、きゃあきゃあ騒ぎ出す。
「…は?」
泉夏は耳を疑う。
初めて会って恐怖を感じず、いきなりそうくるとは-泉夏はまじまじと麻衣を見た。
もしかしてとは薄々思っていたが、ただ者じゃないのはもう間違いなかった。
「泉夏の友達?」
龍貴は魅惑的な瞳を麻衣に向けた。
「はい!麻衣って言います」
「泉夏の友達は昔からかわいい子ばっかりだったけど、麻衣ちゃんはその中でも一番かもしれないなあ-」
ほんとよくもまあ、女と見れば甘言蜜語が次々出てくるものだと泉夏は感心する。
今まで黙っていた麻衣が、突如泉夏の腕を引いた。
友達にまで、この『お兄ちゃん』を見られてしまったな-気が重くなったのだが。
「泉夏のお兄さん、超かっこいい!」
麻衣が、きゃあきゃあ騒ぎ出す。
「…は?」
泉夏は耳を疑う。
初めて会って恐怖を感じず、いきなりそうくるとは-泉夏はまじまじと麻衣を見た。
もしかしてとは薄々思っていたが、ただ者じゃないのはもう間違いなかった。
「泉夏の友達?」
龍貴は魅惑的な瞳を麻衣に向けた。
「はい!麻衣って言います」
「泉夏の友達は昔からかわいい子ばっかりだったけど、麻衣ちゃんはその中でも一番かもしれないなあ-」
ほんとよくもまあ、女と見れば甘言蜜語が次々出てくるものだと泉夏は感心する。

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