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桜の季節が巡っても
第3章 恋慕の秋
「先生と同じ研究室だったって…龍が」
「学生の頃と全然変わってなくてすぐ分かった」
「外見は高校生の頃からあんなです」
泉夏の言葉に秀王は面を上げ、愉快そうに口元を少し上げた。
その笑みに、胸がきゅっと締めつけられる。
その笑顔を見るだけでこんなにも切ない。
心が千切れそうなくらいに。
それなのに、もう一度見たい。
何度も見たい。
もっと、見たい。
ずっと、見ていたい-。
現実には、二度もあなたの笑った顔を見れる時間なんて-私には、ない。
早々とペンを胸元のポケットにしまい、眼鏡も外す様子に、辛い吐息が漏れそうになる。
質問の終了の合図-。
「泉夏のお兄ちゃんと言えばさ」
ふたりの話がなんとなく聞こえていたらしい麻衣が、近付いて来た。
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