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桜の季節が巡っても
第3章 恋慕の秋
「泉夏に他もいるんだっけ、お兄さん?」
-この間家に遊びに行った時に会った人とは違ったよね?
麻衣に鋭い所を突かれたが-いつまでも騙せ通せるはずもなく。
勿論、騙すつもりも毛頭なく。
「あ、えっと…本当のお兄ちゃんじゃないって言うか」
大樹の姿がない事を確認する。
「近所に住んでる人で、昔からお兄ちゃんって呼んでたから、今でもつい癖で」
「ふ~ん、そうなんだ」
特に疑問に思う風でもなく、麻衣はあっさりと納得した。
実際その通りでもあるのだが、ちょっと胸が痛まなくもない。
「でもほんと、何しに来たのかな。先生に会って速攻で帰って行ったよね。久々の再開を喜んでる感じにも見えなかったよね?」
「昔からちょっと変わったひとだから、あんまり気にしないで」
もうこの話題から逃れたい-泉夏は手を左右に振る。
「でも、すっごい素敵だった」
麻衣は夢見る目つきになる。
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