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桜の季節が巡っても
第4章 予兆の冬
「いや、俺が余計な事言ったから。…こっちこそ、ごめん」
大樹も同じように頭を下げてきた。
明日から冬休み。
クリスマス。
大晦日。
様々な楽しみを前に、熱気に包まれた喧騒の中。
二人の間だけには静かな空気が流れる。
冬は十日程の休みだが、また確実に逢えない日が続く。
その後授業は再開されるけど、一週間だけ。
すぐに後期試験があり、今度はまた長い春休み。
殆ど逢う事の敵わないまま、一年前の出逢いの季節がまた巡ろうとしている。
どうしよう。
どうすればいい。
逢えない、逢えないと嘆いて、春まで待つの?
どうする、私-。
大樹も同じように頭を下げてきた。
明日から冬休み。
クリスマス。
大晦日。
様々な楽しみを前に、熱気に包まれた喧騒の中。
二人の間だけには静かな空気が流れる。
冬は十日程の休みだが、また確実に逢えない日が続く。
その後授業は再開されるけど、一週間だけ。
すぐに後期試験があり、今度はまた長い春休み。
殆ど逢う事の敵わないまま、一年前の出逢いの季節がまた巡ろうとしている。
どうしよう。
どうすればいい。
逢えない、逢えないと嘆いて、春まで待つの?
どうする、私-。

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