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桜の季節が巡っても
第4章 予兆の冬
大学一号館のカフェテリアは、中庭に面した側が全面ガラス張りになっている。
すっかり葉も落ち寂しげな桜の木々をぼんやり見ていると、今の自分自身の心を反映しているようだった。
余計惨めな気分になってくる。
でも。
春になると、これらの木はまた美しい花を咲かせる。
私は?
私は同じ季節を迎えるだけ?
私は一年間同じ想いを繰り返すだけ?
私は何かをずっと変えたかったんじゃなかったの-?
その時。
中庭を横切った見知った横顔に、泉夏は弾かれたように立ち上がった。
いきなり起立した泉夏に大樹は驚く。
「流川…?」
-どうしたの?
問うより先に、彼女は走り出していた-。




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