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桜の季節が巡っても
第4章 予兆の冬
「先生!」
暫く経った頃、突然麻衣が元気よく挙手をした。
「有栖川先生、私、お手洗いに行って来てもいいですか?」
高らかに宣言され、許しを請われた秀王は面食らう。
近くにいたクラスメートが笑う。
「麻衣、あんた声でか過ぎ。一応女子なんだから、控え目に言いなよ。先生も困ってるよ」
「一応は余計~!」
麻衣は頬を膨らませた。
「あ、でも、私もそろそろ行きたいなあって思ってたんだ。一緒行こ」
「いいよ~」
二人は連れ立って立ち上がる。
麻衣は准教授に破顔した。
「そんな訳で暫く席外します。…あ、ついでに喉が渇いたんで、自販にも寄って来ていいですか?」
「…私は一向に構わないが」
何かを企んでいそうな顔には気付いたが、それが何かまでは分からない。
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