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桜の季節が巡っても
第4章 予兆の冬
コートに袖を通し、鞄を携え、椅子を片付け終えた秀王はふと、思い出したように口を開く。
「そういう対象はいないけれど。養わなければならない奴はいる」
「えっ!」
「嘘!」
泉夏と麻衣は同時に叫んだ。
周りの学生たちが、一斉にこちらに注目する。
いけない-慌てて声を潜めた。
「え、え、どういう事ですか、先生。結婚してないはずですよね?」
麻衣が詰め寄る。
泉夏に至っては少し前まで幸福の絶頂にいたのに、そこからいきなり引き摺り下ろされる形となり茫然自失だ。
「質問はもう答え終えた」
秀王の喉が意地悪く鳴った。
「隠し子!?」
麻衣の発言に、彼は大仰に顔を顰(しか)めてみせた。
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