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桜の季節が巡っても
第4章 予兆の冬
「美味しい…!」
「でしょう?」
「とっても美味しい!」
思わず、二度叫んでしまう。
「泉夏ちゃんならそう言ってくれると思ってたわぁ!…やっぱり、女の子っていいわよねえ」
苺のケーキを目の前で頬張る泉夏を見、切なげに息を吐いた。
「それに比べうちの男性陣ときたら。甘い物なんて絶対口はつけないわ、折角家族が揃ったお正月だって言うのに一人は朝早くからゴルフだし、一人は夕方までただ寝続けるだけだし…」
自らもケーキを口に運びながら、ぐちぐち言い続ける。
こんなに美味しいケーキなのに、文句を言いながら食べるなんて勿体ない-そう思うものの、彼女の言い分もよく分かるので、上手いフォローの仕方が思いつかない。
だが、寝正月だという情報を手に入れる事は出来たので、ケーキをいただいて暫くしてからの失礼でも大丈夫だなと、泉夏は内心安堵する。
久し振りにこの家に招かれた時は、車庫に愛車が見えたので正直躊躇してしまったのだが、この分だとどうやら会わずに帰宅出来そうだ。
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