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桜の季節が巡っても
第4章 予兆の冬
「大学はどう?楽しい?」
紅茶のお代わりを注ぎながら、小さな頃からおばちゃんと呼んで慕っている百合子(ゆりこ)が、聞いてくる。
「うん。友達も出来たし、勉強も最初はどうなる事かと思ったけど、今は何とか頑張ってる」
「それは良かったわ。勉強も大事だけれども、やっぱり学生時代は楽しいのが一番よ」
百合子は自分の娘の事のように喜ぶ。
事実、彼女には息子一人しかいないせいもあってか、昔からよく可愛がってもらってきた。
「で。彼氏は出来たの?」
なんの前触れもなく突如聞かれ、泉夏は飲みかけの二杯目の紅茶を吹き零しそうになる。
「…い、いないよ。残念ながら」
咽せつつ、泉夏はどうにか答える。
「あら、そうなの?でも好きな人ぐらいはいるでしょ?」
瞳を輝かせながら、百合子は追及してくる。
好きな人-その言葉に反応して、泉夏の頬は赤くなる。
気になる相手がいる-正にそう教えているようなもので、百合子は増々興味津々に探ってくる。
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