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桜の季節が巡っても
第4章 予兆の冬
可能ならあまり会いたくなかった人物の声。
振り返ろうと少し傾けた左側の耳に、甘い囁きが落された。
「おはよ、泉夏」
セブンスターのほのかな匂い。
背筋に一瞬走る電流。
現実を忘れそうになり、危うく踏み止まる。
仮にも自分の母親の前でよくやるよ-感心に値する。
胸の高鳴りを悟られないように呼吸を整え、更に左側に顔を向ける。
「…おはようって、もう昼過ぎなんだけど」
「みたいだな」
ほんの数センチ先で龍貴は笑った。




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