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桜の季節が巡っても
第4章 予兆の冬
「…あ、ママ?私。ああ、ごめんごめん。帰り道おばちゃんちでケーキ御馳走になってて…え?あんまり遅いからお兄ちゃんが探しに?電話した?すぐ帰るつもりで、部屋にスマホ置きっぱだったから…。帰ろうとしてたんだけど、これからちょっと龍と出かけて来ていいかな?…うん、そう。お兄ちゃには適当に言っといてくれる?またうるさいからさ…うん、じゃあ夜までには帰るから」
通話を終え、借りたアイフォンを本人に返却する。
「ありがと」
どういたしまして-龍貴は笑い、ジーンズの後ろのポケットにそれをねじ込んだ。
「聞き違いじゃなければ今、何気に恐ろしい事言ってなかった?」
「恐ろしい?」
「涼がこの辺を徘徊してるって」
「徘徊ってさ…」
「このタイミングで出たら、絶対鉢合わせするだろ。やだな」
どうにも車庫から出る気になれない。
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