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桜の季節が巡っても
第4章 予兆の冬
「…怒ってない?」
「怒る?なんで?そんな事今までだって一度もないだろ。そもそも俺は女には、余程の事がない限り腹は立たない」
良かった-ほっと息を漏らす泉夏に、龍貴は苦笑した。
「何、お前、秋からずっとそんな事気にしてたの」
「うん」
「お前俺を見くびり過ぎだろ。そんな小さい事でいちいち怒るような男に見えるかよ」
「…ご、ごめん」
胸のつかえがようやく下りた。
とりあえず元気になってくれたようなので、龍貴も色んな意味で安堵する。
「大学に行った前の日、お前の話で思い出した事があってさ。風の便りでそう言えば、同期で教鞭とってる奴がいるって聞いてたなあって。で、ほんとにたまたま仕事で近くまで来たから、ついでに寄ってみただけ。軽く確認しとこうかなあ程度だったのに、運よく会えたじゃん?そのまま帰るのもなんだし、アドレス交換ぐらいしとこうかと」
「交換はしてないよね。一方的に名刺の裏に書かせて奪っただけじゃん」
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