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桜の季節が巡っても
第4章 予兆の冬
滅茶苦茶うるさいわけじゃないじゃん。
久々に会った友達とかもいて、盛り上がってるんだよ。
お正月だから、少しは気分がハイにもなるよ-等々、宥めてみたが効果はなかった。
「今時のガキは公共の場所での食事のマナーも知らねーのかよ」
抑揚のない程よい大声を、わざと隣席にぶつける。
大人しくケーキ食べてろっつーの!-泉夏は後悔したが、今更である。
瞬間、隣りのざわめきがやむ。
同類と思われたくない-思ってしまう自分がいる。
学生グループに顔を見られぬように、何気ない振りで俯く。
「…流川?」
不意に。
名前を、呼ばれる。
聞き覚えのある声に、泉夏は面を上げた。
グループの中心に見知った顔があり-こちらを見ていた。
「伊東君-」



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