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桜の季節が巡っても
第4章 予兆の冬
「伊東君ごめん、誤解させてて。あの、龍貴は昔からのご近所さんで。小さい時からお兄ちゃんってずっと呼んでて。だから本当の家族じゃないんだけど、癖でつい…」
「あ、そうなの…?」
「そう…紛らわしくさせてごめんね?」
あの時は確かに意図的に「兄」という言葉を使ったのだけれども。
やはり騙したままは良くない-今更だが当たり障りなく謝る。
「あ、だよね?いや、ならいいんだ。さっき何かちょっとびっくりしちゃって-」
「さっき?」
「いや、なんでもない。こっちの話!」
大樹は慌てて頭(かぶり)を振った。
「…でも。良くもない…のか?」
独り言を呟きながら、大樹は混乱しているようだった。
そんな大樹の様子を意地悪く見ていた龍貴だったが、やがてガムを包み紙に捨てた。
「さて。そろそろ帰って寝るかな」
「え、また?」
泉夏は呆れてしまう。
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