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桜の季節が巡っても
第4章 予兆の冬
「さっき起きたばっかじゃん、夜まで待ちなよ」
「いや、寝る。あと二日、休みは寝倒す」
龍貴は泉夏が結局食べ残した料理の皿を、自らに引き寄せた。
「…ごめん」
やっぱり全部は無理だったー申し訳なさそうな泉夏に、龍貴はうんざりする。
「だからなんでもない事にいちいち謝るなっての。こういう時もある」
フォークを口に運ぼうとして-、
「あっ!」
大樹の短い叫びに、中断する。
「…何?」
不機嫌に眉を寄せて、龍貴は訊き返す。
「あ、いや…それ、食べるのかなって」
「勿体ないだろ。食べ物を粗末にするなって教わらなかった?」
「いや…そうなんですけど」
焦っているような大樹の姿に、泉夏は首を捻る。
泉夏には彼が何を気にしてるのかが、さっぱり分からない。
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