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桜の季節が巡っても
第4章 予兆の冬
「…その指も」
「ゆび…?」
「その時と、変わらず同じだ」
「…!」
隠れたままの両手を、互いに固く握り締める。
気付かれていた-すぐに思い直す。
それはそうか、あの日から毎日同じだもの。
質問に行く度に目にしていて、きっと気にはなっていたけれども、口に出さなかっただけ。
あなたのたった一度の、たった一言を真に受けて、あの時からずっと変わらない私はおかしかった?
今度こそ、笑われてしまう?
恥ずかしさで居たたまれなくなった泉夏を救ったのは-彼以外にいない。
「似合ってるからな」
呟きを置き。
秀王は身を翻した。
その間際に垣間見た彼の顔は-微笑んでいた。
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