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桜の季節が巡っても
第4章 予兆の冬
背後に隠していた両手を目の前にそっと、差し出す。
艶めいた桜色の爪が光っている。
舞い上がるほどに嬉しい出来事。
神様がくれたご褒美だって、思ってもいい?












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