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桜の季節が巡っても
第4章 予兆の冬
教室前方の扉が開く。
入室はいつも必ず、左足から。
テキストを左腕に抱え。
怜悧な横顔は真っ直ぐ前を向いて。
ゆっくりとした足取りで、教卓まで。
音を立てず、テキストを静かに置いて。
細くしなやかな指先で眼鏡を取り出し。
形の良い耳朶にかければ、更に聡明な顔立ちに。
テキストを広げ。
落とした視線をそっと、上げ。
喉仏が僅かに動く。
「今日の講義を始めます」
低音の声音が耳に染み渡る。
いつもとまるっきり同じ、授業前の一連の動作。
変わらない安心感に思わず笑みが零れ-あなたの視線とぶつかる。
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