この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
桜の季節が巡っても
第5章 別離の春
「なんか怪しい感じだな」
アドレスを入力し終え、適当な短文をとりあえず送信した龍貴は、スマホをテーブルの上に置いた。
「怪しい…?」
泉夏は龍貴の言葉に反応する。
「着信拒否されてるのか、連絡先を去年からまた変更したのか、部分的に書き間違えてしまったのか-或いは」
龍貴は泉夏を見据える。
「教える気なんて全くなくて、最初から適当に書き記したか」
「…!」
「なんかこの有り得なさそうなアドレスを見てたら、ふと思った」
「初めからって…なんで、どうして…そんな事」
あまりの衝撃に、上手く喋れない。
「それは俺も知らないけどさ…あ、受信メール」
龍貴は画面を確認する。
宛て先不明-泉夏の時と同じだ。
アドレスを入力し終え、適当な短文をとりあえず送信した龍貴は、スマホをテーブルの上に置いた。
「怪しい…?」
泉夏は龍貴の言葉に反応する。
「着信拒否されてるのか、連絡先を去年からまた変更したのか、部分的に書き間違えてしまったのか-或いは」
龍貴は泉夏を見据える。
「教える気なんて全くなくて、最初から適当に書き記したか」
「…!」
「なんかこの有り得なさそうなアドレスを見てたら、ふと思った」
「初めからって…なんで、どうして…そんな事」
あまりの衝撃に、上手く喋れない。
「それは俺も知らないけどさ…あ、受信メール」
龍貴は画面を確認する。
宛て先不明-泉夏の時と同じだ。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


