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桜の季節が巡っても
第5章 別離の春
「今更の話だけど。こうなる前に一回、実際に連絡とっとけば良かったよな。まあ、お前は無理にしても俺が。そうすれば少なくとも、この番号とアドレスが正しいかどうかは分かった」
「……」
「なんかおかしい気がする…くらい言っててくれればな」
「だってまさか嘘のアドレスだなんて、流石に思いもしないよ」
「あくまで俺の想像だけどな。まあ、普通は教えないよな」
龍貴はスマートフォンのバックライトを消した。
「となるとやっぱり、また連絡先を変えたのか?」
-何か、それも釈然としない。
電話は話し中とはいえ応答は一応ある。
こんなにかけていたら-例え今は他人の番号となっていたとしても、その誰かが出るはずだ。
知らない電話番号に最初は警戒していても、何十回も着信がつけば、そのうちに実は自分に関係あるのでは?と通常なら思いそうだが。
初めから知らない番号は拒否設定にしてたら、確かに履歴も残らないけども。
キャリアを乗り換えても、同じ番号を引き継ぐ事だって出来る。
「……」
「なんかおかしい気がする…くらい言っててくれればな」
「だってまさか嘘のアドレスだなんて、流石に思いもしないよ」
「あくまで俺の想像だけどな。まあ、普通は教えないよな」
龍貴はスマートフォンのバックライトを消した。
「となるとやっぱり、また連絡先を変えたのか?」
-何か、それも釈然としない。
電話は話し中とはいえ応答は一応ある。
こんなにかけていたら-例え今は他人の番号となっていたとしても、その誰かが出るはずだ。
知らない電話番号に最初は警戒していても、何十回も着信がつけば、そのうちに実は自分に関係あるのでは?と通常なら思いそうだが。
初めから知らない番号は拒否設定にしてたら、確かに履歴も残らないけども。
キャリアを乗り換えても、同じ番号を引き継ぐ事だって出来る。

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