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桜の季節が巡っても
第5章 別離の春
そんなにしょっちゅう、連絡先を変える?
変更を知り合いに知らせる手間もあるのに?
だとすると-?
彼が突然いなくなった事だけでもかなり堪えているのに、その上こんな事実まで発覚してしまうとショックもひとしおだ。
こんな事までして、どうしてあなたは私の前からひとり消えてしまったの?
龍貴は名刺をそっと、泉夏に向けてテーブルの上を滑らせた。
「持ってるか?」
繋がりそうもない連絡先が書いてるだけの紙切れを、まだお守りにしておくか?-龍貴はそう、問うた。
泉夏はおずおずと手を伸ばす。
「…持っとく」
私には花丸のノートと、この名刺しか、あなたからもらった物はない。
これからだって何ももらえないのなら、せめてこの二つを大事に取っておくしか-。
龍貴は泉夏に気付かれないように小さく息を吐き、言った。
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