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桜の季節が巡っても
第5章 別離の春
「興信所にでも頼むか?」
薄く笑って、龍貴は泉夏を見た。
「興信所?」
「そう。携帯の番号なんかはよく知らないけど、住所なんかは一日もかからないですぐ調べてくれると思うけど?」
「…そんなとこに頼むわけないじゃないの」
分かりきった事を訊くな-泉夏は龍貴を睨んだ。
「ストーカーの域だよな」
龍貴は鼻で笑う。
運ばれきていた水を口に含む。
「まあ、今すぐなんて無理なのはよく分かる。でもそのうち、時間が解決してくれる。だからなんか釈然としないものが残るのは事実だけど、あいつの事はもう忘れな。これで良かったって思える日がきっと来るから」
「…分かってる」
泉夏は唇を噛んだ。
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