この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
桜の季節が巡っても
第6章 落涙の夏
駅から徒歩十五分の道のりも、今はとてももどかしい。
ずっと全速力で走って行けたらいいのに-どんなに頑張っても程なく切れる、息。
でも、歩く訳にはいかない-歩きたくない。
歩きと走りの中間のような速度で、とにかく目的地まで進む。
横断歩道でちょうど信号が赤に切り替わった。
逸る心が更に不安を煽る。
早く変わって、信号。
お願い。
早く。
お願い。
早く。
お願い-。
もしかしたら、この数分でいなくなってしまうかもしれない。
折角探し出せたかもしれないのに、またすぐいなくなってしまう。
/1346ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ