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桜の季節が巡っても
第6章 落涙の夏
やだ。
いや。
そんなのは、いや。
それだけは、絶対に。
額から流れる汗を拭う。
部屋の中でさえ汗ばんでいたのに、真夏の太陽の下(もと)を必死に走っていれば、吹き出す汗は止(とど)まる事を知らない。
髪の毛-とりあえず結んでおいて良かった。
少しでも落ち着こうと、信号の残り待ち時間から意識を他へ移す。
今だって解れ毛が濡れて首筋に、頬に、張り付いている。
これが下ろしたままだったら、もっととんでもない事になっていた。
とんでもない-私の格好。
受信メールを読み終わらないうちに、鞄に必要最低限の物を詰め込み、家を飛び出して来た。
今日は一日出かける予定もなかったから、お洒落でもなんでない寛ぎ重視の服装。
最高気温が高くなるのを、今朝のニュースの天気予報で知っていたから、短めのフレアスカート。
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