この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
桜の季節が巡っても
第6章 落涙の夏
その口元を見ただけで、もう堪らなかった。
遠くから見つめているだけなのに、すぐ耳元で感じる息遣い。
あなたの匂いたつ色気に誘(いざな)われ、瞬時に支配される。
熱を帯びる、身体。
ただの一度だってこの身に触れられた事すらないのに、なんでこんな風に私をするの。
どうして私を征服出来るの。
どんな媚薬を使っているの。
でなければ私、こんなにどきどきするはずがない。
あなたに、感じてしまったりしない-。
熱い吐息が思わず漏れる。
快楽の渦に溺れそうになり、棚に肩を預ける。
その瞬間。
少しだけ棚が動いてしまい、微かな音がした。
いけない-慌てて、身体を離す。
気づかれてしまったかな-咄嗟に彼を確認する。
/1346ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ